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治療と効果
薬の使い分けで治す痔の症状
痔になった場合、いち早く治療する方法として、まず薬を処方するのが一般的です。
一番よく用いられるの薬が、座薬タイプのものです。挿入しやすいように紡錘形をした柔らかい固形の薬で、肛門内に入れると溶けて、痛み止めや止血の作用があります。
切れ痔やいぼ痔に良く用いられています。
溶けた成分が肛門の粘膜や上皮の表面をカバーして、便が通過するときの刺激から肛門を守るとともに、患部に直接作用するので効果が速くあらわれます。
次によく用いられるのが、軟膏やクリームといった塗り薬タイプです。
肛門の周囲に塗るタイプと、チューブの先端を肛門にさして薬を注入するタイプがあります。
効能は、痛み止めと止血作用で、座薬と同じように、排便時に通過する便が肛門の粘膜を刺激しないようにガードし、肛門の負担を減らす働きがあります。
肛門の出口付近にできて、座薬を使えない切れ痔やいぼ痔に使われます。
痔の外用薬の種類は、含まれる成分によって、ステロイド系と非ステロイド系のものと大きく2つに分けられます。
これらの成分が含まれた薬を、痔の種類と症状、できた場所に合わせて使い分けます。
また、同じ薬で軟膏と座薬という剤型の違いがある場合は、痔の種類や部位によって使い方が異なるだけで、成分と効果は同じです。
その他のものとして、飲み薬で使われる内服薬があります。
病院で痔の治療に用いる内服薬には、便秘のときに便を柔らかくする下剤や、炎症を抑える消炎薬、抗生物質などがあります。